電力ひっ迫が夕方(日が暮れて)から起きる理由?

まず供給量と需要量の差を見るのは間違いですので、これをまずきちんと認識してください。日が暮れると供給力が低下するって話らしいのですが、そんなのは火力発電で補えば良い話です。原発が稼働できず火力発電に頼らざるをえないので、電気料金は値上がりするかも知れませんが仕方ないですね。福島原発事故の影響で再稼働は当分無理でしょう。

 

で、電力会社は太陽光発電などやってないと思います。それはなぜか。天気は人間がコントロールできないからです。しかも夜間は使用できません。そんなものに投資するぐらいなら火力発電所を新しく作ったほうがマシです。簡単な理由です。電力自由化太陽光発電で発電した電気を他企業から買う事はあると思いますが、それを前提にはしていないはずですし、太陽光発電の電力量って微々たるものだと思いますが、そんなにあるのでしょうか?

 

電力会社の主力発電方法は、原子力発電火力発電(LNG液化天然ガスです。ピーク時は水力発電や揚水式水力発電を使用します。これらの発電量は他を圧倒しています。現在は原発は稼働していないはずので発電量は0kワットで、その分は火力発電で補っています。石炭火力発電についても我が国は世界最高水準のすごい技術を持っている*1のですが、LNGは良いけど石炭はダメみたいに政府が言っていて意味がわかりませんよ。LNGから出るCO2は良いCO2、石炭から出るCO2は悪いCO2とでも言うのでしょうか。頭が悪すぎます。今の時代こそ、わが国の技術を使った石炭火力発電を世界中に増やすチャンスなのに。

 

まとめ:

人間がコントロールできない天気を使用した太陽光発電などで、ピーク時電力を補おうなんて考えるほど、電力会社はバカじゃない。

 

似非電力評論家の皆さん、適当な事言わないでくださいね。

*1:IGCC:石炭ガス化複合発電。石炭によるクリーンで高効率な発電方法である。我が国の石炭火力発電の技術力は世界最高水準を誇る。