CODE COMPLETE(上)とIT業界の深い闇

今、第3章を読んでいるのですが・・・

 

コンストラクション時の要求変更時への対処のところですが、書いてあることはごもっともではありますが、まったく日本では現実的ではないのですよ。「作業を中断し」とか、ましてや「プロジェクトを中止」とか絶対無理。

じゃあ他の人探すんで君はいいわって、プロジェクトから外されて窓際に追いやられて干されるだけですよ。どれだけ優秀かなんてのはもちろん、今までどれだけ成果を挙げてきたかなんて関係ないですよ。日本ではプログラマーは「底辺」ですから。報酬も底辺ですがw 「おまえの代わりはいくらでもいるもの」状態でw、人材も使い捨ての時代ですから。

大きい声じゃ言えませんが、上流工程の連中はまったく仕事しないんですよ。スケジュールなんて守らないわ、いつまで経っても成果物は出てこないわ、IT業界の闇ですわ。絶望しかありませんわ。でも、納期だけはきっちり決まってるんですよ。さらに、いくら要求仕様が変更になっても、というかそもそも何も決まってないので変更もくそも無いんですがw、納期は絶対でリスケなんて絶対にありえません。理不尽はIT業界の常。闇が深すぎる。ヤバいね。

 

なんかまったく参考にならないなぁ・・・。本に書いてあることはまったくその通りなんですけど、現実にはそんなの無理なんですよ。米国ならこういうやり方もあるのかも知れませんが、日本では絶対に通らない。正しい事なんて言っちゃダメw 上流工程の連中の尻を叩いて働かせるなんて無理なんだから、奴らが働かない事を前提に私達プログラマーはじゃあ何をすべきなのか、どんな事に注意すべきなのか、とかそういう現実的な事を書いて欲しいわw いくら正論を書いても絵に描いた餅。

 

悲しいですが、これが現在の日本のIT業界の現実です。

気分が沈むだけなので、もう三章は読み飛ばしていいですかね?w