仕事に役立つまともなツールを作ってしまう

まずシェルスクリプトを書きます。

シングルクォーテーションで各行の項目を括るツール。
add-quo.sh

#!/bin/sh

sed -e 's/^/'\''/g' | sed -e 's/$/'\''/g'

短かっwww 次!

ダブルクォーテーション版も用意する。
add-quo2.sh

#!/bin/sh

sed -e 's/^/"/g' | sed -e 's/$/"/g'

短かっwww 次!

行末にカンマを付けるツール。ただし最終行には付けない。
add-comma.sh

#!/bin/sh

sed -e 's/$/,/g' | sed -e '$ s/,$//g'

短かっwww

出来上がったシェルスクリプトは実行権限を付与して /usr/local/bin にでも置いておく。

で、init.el に以下を追加する。

(defun add-single-quotation (beg end)
  (interactive "r")
  (shell-command-on-region beg end "add-quo.sh ." nil t))

(defun add-double-quotation (beg end)
  (interactive "r")
  (shell-command-on-region beg end "add-quo2.sh ." nil t))

(defun add-comma-separated (beg end)
  (interactive "r")
  (shell-command-on-region beg end "add-comma.sh ." nil t))

これで Emacs でリージョン選択し、簡単に加工ができるようになる。

たとえば、以下のような文字列をスクラッチにはりつけて加工するのだ。
加工前

1230001
1230002
1230003
1230004
1230005

加工後

'1230001',
'1230002',
'1230003',
'1230004',
'1230005'

このような加工が簡単にできるようになる。
で何が嬉しいかというと、加工後のものを SQL に使ったりする。

select * from hogehoge_table
where foobar in (
'1230001',
'1230002',
'1230003',
'1230004',
'1230005'
);

SQL があっという間に出来上がるのである。仕事が捗って仕方ないのである。

本当は Emacs から直接 SQL を叩きたいのだが、openssh がインストールされてない、けしからん Windows Server 2012 があったりするので出来ないのである。ただし、2012 はもうすぐサポート切れになるので、どの企業も 2019 以降への移行を迫られる。そして、2019 から openssh は標準装備になるのだ。マイクロソフトが公式にサポートし、標準で OS に組み込まれる機能となるので「追加インストールしろやー!」と強く言えるわけである。
やったね!仕事がしやすくなるよ! ssh を使用して、踏み台サーバ(Windows Server 2019)を経由し、開発サーバ(Cent OS)へ潜り込めるようにもなるのである。リモートデスクトップは使いにくいし、自 PC から処理をキックするなんて出来ないし、なんでもかんでも GUI なので、作業の自動化が出来ず効率が上がらないのである。Windows Server 2012 は、はやく絶滅してもらいたいw

また、役に立つツールを作ってしまった・・・(つまらぬものを斬った後の五右衛門風)